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改修工事専門店ブログ

「横浜市」マンション・ビルの「RC外壁塗装のすべて|耐久性を高める塗装の選び方と施工ポイント」

2025.02.27

マンション・ビルのRC(鉄筋コンクリート)外壁は、定期的な塗装メンテナンスを行うことで耐久性・防水性・美観を維持できます。しかし、ひび割れ・チョーキング(白い粉が出る現象)・塗膜の剥がれなどの劣化が進行すると、建物全体の耐久性が低下し、雨漏りやコンクリートの中性化が進むリスクがあります。

本記事では、RC外壁塗装の基礎知識から、最適な塗料の選び方・施工方法・メンテナンスのポイントまで、詳しく解説します。

川崎市マンション外壁塗装工事

横浜市 外壁RⅭ面 外壁塗装 

外壁面爆裂

爆裂とは、コンクリートやモルタル仕上げの外壁にひび割れが発生し、その内部の鉄筋が錆びて膨張することで、外壁の表面が押し出されて剥がれたり、破裂する現象を指します。

外壁爆裂の主な原因

  1. コンクリート内部の鉄筋の錆び(腐食)
    • コンクリート内部にある鉄筋が、雨水や湿気の影響で錆びると膨張し、周囲のコンクリートを押し出す。
    • コンクリートの中性化(空気中の二酸化炭素と反応してアルカリ性が失われる現象)により、鉄筋が錆びやすくなる。
  2. ひび割れ(クラック)からの水の浸入
    • 外壁のひび割れから雨水が侵入し、内部の鉄筋が錆びて膨張。
    • その結果、外壁が内部から押し出され、剥落(剥がれ落ち)する。
  3. 施工不良や経年劣化
    • 施工時の鉄筋被り厚不足(鉄筋の上にあるコンクリート層が薄いと、水が浸入しやすくなる)。
    • 長年の劣化で、塗装や防水機能が低下し、水の侵入が増える。
  4. 凍害による影響
    • 気温の低い地域では、コンクリート内に浸入した水分が凍結と融解を繰り返すことで膨張し、外壁が破損することがある。

外壁爆裂が引き起こす問題

  1. 外壁の剥落事故のリスク
    • 爆裂部分が落下し、通行人や建物の周囲に被害を与える危険性がある。
    • 特に高層ビルやマンションの外壁では、早急な対応が必要があります。
  2. 建物の耐久性・防水性能の低下
    • コンクリートの爆裂が進行すると、建物の構造自体が弱くなる。
    • 水の浸入が進み、さらに鉄筋が錆びて劣化が加速する。
  3. 修繕コストの増加
    • 早めに補修すれば小規模な工事で済むが、放置すると大掛かりな修繕が必要になる可能性があります。

モルタルの浮き箇所をハンマー工具を使い徹去して行きます。

カチオン樹脂補修

カチオン樹脂は、プラスに帯電する(カチオン性)特殊な樹脂を含んだモルタルで、通常のモルタルよりもコンクリートとの接着力が強く、ひび割れや爆裂の補修に適しています

モルタル徹去後鉄筋露出箇所

鉄筋露出箇所錆止め作業

カチオン樹脂補修完了

外壁ひび割れ個所Uカット

外壁ひび割れ補修「Uカット工法」とは?

Uカット工法とは、外壁のひび割れ(クラック)を補修する方法の一つで、ひび割れ部分をU字型にカットし、シーリング材や補修材を充填する工法です。
特に、コンクリートやモルタルの外壁に発生したひび割れ(構造クラック)に対して、強固な補修を行う際に用いられます。

機械を使いひび割れ個所をカットしていきます。

補修シーリング材充填

カチオン樹脂下地作り作業

外壁注入作業

RC外壁ひび割れ箇所の注入作業とは?

RC(鉄筋コンクリート)外壁のひび割れ補修における「注入作業」とは、ひび割れ(クラック)の内部に補修材を注入し、強度を回復させる補修工法です。
主にエポキシ樹脂を使用し、ひび割れの再発防止や耐久性向上を目的とします。


注入作業の目的

ひび割れ内部の隙間を埋め、構造強度を回復する
雨水や湿気の侵入を防ぎ、鉄筋の腐食(錆び)を防止する
コンクリートの中性化や凍害による劣化を抑える
外壁の耐久性を向上させ、建物の寿命を延ばす

注入箇所穴あけ作業

注入作業

注入作業完了

注入作業後カチオン樹脂下地調整

ひび割れクラック箇所

細かくひびが表面的な箇所はカチオン樹脂を使い下地調整を行います。

外壁目地シーリング

RC外壁目地のシーリングとは?

RC(鉄筋コンクリート)外壁の目地にシーリングを施すことは、外壁の防水性を確保し、建物の耐久性を維持するための重要な工事です。
外壁の目地(ジョイント部分)には、温度変化や地震などの揺れによる建物の動きを吸収し、防水性を向上させる役割があります。


RC外壁目地におけるシーリングの役割

防水性能の確保
 - 目地部分からの雨水の浸入を防ぎ、建物内部の鉄筋やコンクリートの劣化を防ぐ。

建物の動きに追従
 - コンクリートは温度変化や振動によって膨張・収縮を繰り返すため、柔軟性のあるシーリング材でひび割れを防ぐ。

美観の維持
 - 劣化した目地はひび割れや隙間が目立ち、外観を損なうため、シーリング補修で美観を維持。

コンクリートの中性化防止
 - 目地から水が浸入すると、コンクリートが中性化し、内部の鉄筋が錆びて爆裂の原因となるため、適切なシーリングが必要。

外壁目地既存シーリング材徹去作業

窓回りシーリング材徹去

目地シーリング徹去後プライマー塗布 「接着材」

シーリング材充填作業

使用シーリング材

オートンイクシードの特長

1. 業界トップクラスの耐久性(耐用年数 約15~30年)

  • 通常のシーリング材(7~10年)よりも2~3倍長持ち。
  • 特許技術「LSポリマー」により、柔軟性と耐久性を両立

2. ひび割れしにくく、弾力性を長期間維持

  • 一般的なシーリング材は経年劣化で硬化・ひび割れを起こしやすいが、オートンイクシードは長期間柔軟性を維持し、建物の動きに追従

3. 超耐候性で紫外線(UV)に強い

  • 紫外線・雨・寒暖差の影響を受けにくく、屋外でも劣化しにくい
  • 耐候性試験(JIS A 1431適合)で30年以上の耐久性が確認されている。

4. 高い防水性で雨水の侵入を防ぐ

  • 目地や窓枠の隙間からの雨水侵入をしっかり防ぎ、コンクリートの中性化や鉄筋の錆びを防止。

5. 幅広い色展開で仕上がりがキレイ

  • 外壁の色に合わせやすいカラーバリエーションが豊富。
  • クリヤータイプもあり、タイル面のシールにも対応可能。

シーリング材充填作業

窓回り

空気口廻り

バルコニー手摺付け根シーリング作業

フェンスの付け根(基部)部分のシーリング施工は、支柱周りの防水性を確保し、雨水の侵入や腐食を防ぐための重要な工事です。
特に、コンクリートやタイルの上に設置されたフェンスの支柱部分は、隙間から水が入りやすく、適切なシーリングを施すことで耐久性を向上させることができます。

高圧洗浄作業

高圧洗浄作業 窓やサッシも綺麗に洗い流していきます。

外壁使用下塗り材

フィラーの役割と効果

ひび割れ(クラック)の補修
 - モルタルやコンクリートの外壁は、経年劣化で細かいひび割れが発生する。
 - フィラーを塗布することでクラックを埋め、上塗り塗料の密着性を向上

下地の凹凸を平滑に整える
 - 外壁の凹凸を滑らかにし、上塗り塗料が均一に仕上がるように調整

上塗り塗料の密着性を向上
 - 下地と上塗り塗料の間に密着性の高いフィラーを塗ることで、剥がれにくい塗膜を形成。

塗膜の防水性を強化
 - 下地の細かな隙間を埋めることで、雨水の浸入を防ぎ、外壁の耐久性を高める

外壁面補修箇所肌合わせ作業

外壁面下塗り塗装作業

外壁面下塗り完了

外壁塗装 使用上塗り塗料 メーカーの推進する規定量の塗料を十分に使い塗装作業を行います。

外壁上塗り塗装作業1回目

外壁上塗り作業1回目完了

外壁上塗り作業2回目塗装作業

外壁塗装完了

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