築31年以上のマンションでは、建物の基本性能を維持するための大規模な工事が必要になります。構造躯体の健全性を確保するため、コンクリートの中性化対策や鉄筋の腐食対策が行われます。外壁では、タイルの全面的な張り替えや、外断熱工法の採用などが検討されます。設備面では、給排水管や電気設備の全面的な更新が必要になります。共用部分の内装も大幅な改修が行われ、バリアフリー化や防犯対策の強化なども考慮されます。例えば、耐震補強工事を実施したり、エレベーターを最新の省エネタイプに交換したりするなど、建物の価値を維持・向上させるための投資的な工事も増えてきます。
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コンクリートの中性化対策や鉄筋の腐食対策
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外壁タイルの全面的な張り替えや外断熱
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工法の採用
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給排水管や電気設備の全面的な更新
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共用部分の大幅な内装改修
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バリアフリー化や防犯対策の強化