
改修工事専門店ブログ
川崎市の防水工事を徹底解説|業者選び・費用・施工の流れをプロの防水業者が解説
2025.02.28建物を長く維持するために欠かせない「防水工事」。しかし、「どのような工程があるのか?」「費用はどれくらいかかるのか?」「どの業者を選べばいいのか?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
本記事では 防水業者の視点から、防水工事の全工程や費用、信頼できる業者選びのポイント について詳しく解説します。

川崎市 防水工事 現状写真 既存塩ビシート防水 漏水箇所有
4. 既存塩ビシート防水改修工法の費用相場
防水工事の金額は、工法・施工面積・下地の状態によって変動しますが、一般的な費用相場は以下の通りです。
改修工法 | 施工単価(㎡あたり) | 特徴 |
---|---|---|
ウレタン防水(密着工法) | 3,500~6,500円 | コストを抑えやすく、シームレスな仕上がり |
ウレタン防水(通気緩衝工法) | 5,500~9,000円 | 下地の湿気を逃がし、防水層の膨れを防止 |
塩ビシート防水の重ね貼り | 5,500~10,000円 | 高耐久で施工スピードが速い |
既存シート撤去+新規防水工事 | 8,000~15,000円 | 長寿命で確実な防水性能を確保 |
施工業者によって価格が異なるため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大切です。

この度のマンション防水工事施工は屋上からの原因で下の階への水漏れの相談をオーナー様から頂き施工する事になりました。 今回外壁塗装は行わない為足場が無く洗浄作業時の泥水の飛散・現状の雨漏れを考慮し手作業での清掃・水拭き等で下地を綺麗にしました。

清掃・水拭き後

排水溝つまり除去作業 ゴミ等が詰まると排水口の中でオーバーフロー水が溢れ漏水の原因になりますので綺麗に掃除してから防水作業に入ります。

屋上防水面 笠木・立ち上がりシーリング補修前プライマー塗装

笠木・立ち上がり取り合い箇所シーリング 取り合い箇所の隙間からも水の侵入経路になるのでシーリング材を使い完全に隙間を埋めていきます。

既存塩ビシート浮き・破れ箇所徹去作業後

脱気筒取り付け
🔹 脱気筒の効果
✅ 湿気の排出:防水層内部にこもった水蒸気を外へ逃がし、膨れを防止
✅ 防水層の耐久性向上:膨れによる劣化を抑え、長期間の防水性能を維持
✅ 安定した防水仕上げ:施工後の防水層の密着性を向上させ、トラブルを軽減

塩ビシート撤去箇所 カチオン樹脂補修

下地プライマー塗装

補修箇所・既存防水層接合部シーリング作業

補修箇所ウレタン樹脂流し込み

浮き・剥がれ箇所補修作業完了

下地プライマー塗装 ウレタン樹脂との密着性を良くする接着材です。

下地プライマー塗装完了

既存防水接合部ジョイントテープ張り作業
🔹 ジョイント接合部テープの効果
✅ ジョイント部の補強:既存の塩ビシートの継ぎ目や端部を補強し、ウレタン防水材の密着性を向上
✅ ウレタン防水層のひび割れ防止:動きのある部分をカバーし、施工後の防水層に発生しやすいクラックを防ぐ
✅ 防水性能の向上:隙間やひずみを抑え、ウレタン防水層をより均一で強固に仕上げる
特に、既存の塩ビシートの状態が悪い場合や長期間の耐久性を求める場合に、ジョイントテープの使用が推奨されます。ウレタン防水の強度を高め、より長持ちする防水層を実現するために重要な役割を果たします。


ウレタン樹脂流し込み作業1層目
防水工事におけるウレタン樹脂流し込みとは?
ウレタン樹脂流し込みとは、液状のウレタン樹脂を防水施工面に均一に流し込み、塗布する工法です。主に**ウレタン防水(密着工法・通気緩衝工法)**で使用され、防水層をシームレス(継ぎ目のない一体構造)に仕上げることができます。
🔹 ウレタン樹脂流し込みの効果とメリット
✅ 隙間のない防水層を形成し、雨水の浸入を防ぐ
✅ 複雑な形状の施工面にも対応可能(屋上・ベランダ・バルコニー・階段など)
✅ 重ね塗りが可能で、防水層の厚みを調整できる
✅ メンテナンス性が高く、部分補修もしやすい
ウレタン防水は優れた密着性と耐久性を持ち、建物の長寿命化に貢献します。適切な下地処理と施工管理により、より強固な防水層を形成することができます。

ウレタン樹脂1層目完了

ウレタン樹脂2層目作業

ウレタン樹脂2層目完了

仕上げトップコート塗装作業

笠木・立ち上がり接合部も隙間なく綺麗に仕上げていきます。


排水溝カバー取り付け

川崎市 屋上床面防水工事完了
まとめ|既存塩ビシート防水改修で建物の防水性能を維持しよう
既存の塩ビシート防水が劣化すると、雨漏りや建物の構造へのダメージにつながる可能性があります。しかし、適切な改修工法を選択すれば、防水性能を回復し、建物の耐久性を向上させることができます。
ウレタン樹脂防水や塩ビシートの重ね貼りなど、建物の状態や予算に応じた最適な改修方法を選ぶことが重要です。また、確実な施工を行うためには、経験豊富な防水業者に依頼し、適切なメンテナンスを行うことがポイントとなります。
防水改修を検討されている方は、まずは**信頼できる防水業者に相談し、現地調査・見積もりを依頼することをおすすめします。**建物を長く安全に使うために、適切な防水対策を講じましょう。
✅ 施工実績や詳細はコチラ ▶ [URL]マンション・ビルの外壁塗装・防水工事専門店松本建装工業
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